数字で見る2021年の動画マーケティング②
05 マーケティングにもっとも利用されている媒体は?
もっとも動画マーケティングに利用されているプラットフォームは7年連続でYoutubeです。2020年は87%のマーケターが利用しています。
使用感としては87%のマーケターがYoutubeが一番効果的なチャネルだと評価しています。最近はGoogleのYoutube広告利用も盛んになっていますし、予算に応じて広告を打てるのが魅力的ですね。今後弊社の記事でも、やり方をご紹介していこうと思います!
次に多かったのがウェビナー(ウェブセミナーの略)で、62%のマーケターが利用したと報告されています。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、商品やサービスの説明を直接行うことが難しくなりました。そこで、最近はオンライン説明会やオンライン講座を含むウェビナーを行う企業が急増しました。そこでは「商品の解説動画」「企業説明動画」「コンセプトムービー」などの、視聴者により訴求できるコンテンツの利用が増えています。ウェビナーに動画を利用したマーケターの91%が効果を実感しています。
また、2020年はTikTokが飛躍的にユーザーを伸ばし、かなり注目されています。しかしながら、マーケティングのツールとして利用されている割合は非常に低いです。成長自体は著しく、2019年は10%、2020年は20%とその数を2倍に伸ばしています。また、利用したマーケターの67%は効果を実感しており、2021年も引き続い、利用率が伸びていく見込みです。
06 2021年、世のマーケターはどのように動画を活用していくか
すでに動画をマーケティングのツールとして利用しているマーケターの99%は、今後も動画を使用し続けると回答しています。そのうち70%のマーケターは動画に割く予算を増やすと言っています。
主に、使用される媒体を以下に紹介していきます。()内は使用する予定のマーケターの割合を示しています。
◆Youtube(89%)
◆Facebook(70%)
◆LinkedIn(63%)
◆Instagram(58%)
ビジネスマンが普段利用するSNSに投資が集まっている傾向があることが読み取れます。
07 動画の利用に関するトレンドが一目で理解できる図をご紹介!
下の図がマーケティングのツールとして動画を利用しているマーケターの割合の推移です。年々増加していることがわかります。
次の図は、動画がマーケティング戦略の中で重要だと考えているマーケターの割合です。動画の利用割合と同様に上昇傾向にあることがわかります。
次のグラフは上のグラフと似ていますが、動画に投資をして、良い結果が返ってきたと感じているマーケターの割合です。2015年ごろは費用対効果が悪かったのに対して、それ以降は約8割のマーケターが費用対効果が良かったと感じています。
最後の図は、動画を利用したことによって、サービスや商品についてのカスタマーの理解度が上がったと感じたマーケターの割合を示しています。少々複雑なサービスでも、動画を使うことでカスタマーに直感的に使用感を伝えることができます。問い合わせの電話が減るなど、オペレーションのコスト削減に役立ちます。
まとめ
動画のマーケターがもっともよく利用する媒体はYoutubeで次がウェビナーである
マーケターの多くは動画広告への投資を増やしていくつもりである
動画を利用することによって、サービスや商品についてのカスタマーの理解度が上がる
動画をマーケティングに有効活用するためには、良い映像を作ることと同じくらい、どのように顧客にリーチするかということが大切です。どのような文脈でどのような効果を期待するかで使用すべきチャネルが変わってきます。
動画の制作段階で商品やサービスの特性を理解して進めていくことが大切です。